パルケエスパーニャ アデランテ!テーマ曲と宝塚歌劇団
2023年2月現在来園者急増中の志摩スペイン村パルケエスパーニャ
の魅力の一つ、
パエリア・チュロス
メインパレードのアデランテ!のメインテーマをご存じでしょうか?
https://www.parque-net.com/entertainment/espania_carnival/
このテーマ曲は耳に良く残り、口ずさみやすい名曲だと思うのですが、どうにも気になる箇所があります。それはBメロの歌詞で
2番に至っては
テーマパークのメインパレードのメインテーマとしてはちょっと悲しい歌詞なんですよね。
なんだか、いくらでも深読みできる曲の筆頭「アンパンマーチのマーチ」に近い印象を受けるんですよね、
愛と勇気「だけ」が友達さ・・・・って、食パンマンとかは????
みたいな感じですね。
この謎への答えはアデランテのテーマを作られた菅野こうめいさんのブログで簡潔に述べられています
やはり震災のベースがありましたか、もちろんこの歌詞は震災を思い起こすべきだという事は作者も望んでいないでしょう。
私のように引っ掛かりを感じた人が調べてくれたり、自分なりに解釈すれば良いのだと思います。
宝塚歌劇団がまさかのアデランテ楽曲使用
この歌詞を調べる中で初めて気が付いたのですが、2022年の宝塚歌劇団星組公演でアデランテの曲が使われています。
星組公演『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人-』『Gran Cantante!!』
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2022/meguriainextgeneration/index.html
タカラヅカ・スカイステージで初日映像も観ましたが、パルケエスパーニャのメインパレードの曲とは気が付きませんでした
5分10秒位からです。
108期生の初舞台ロケット(ラインダンス)に使用されています。
108期生はコロナ禍が直撃した期で、108期生へのエールとして使用されたのでしょう。
もちろん深読みすればそれだけではないわけです。
コロナ禍で厳しい状態になった舞台や役者へのエールはもちろん、お客様へのエールとも読み取れるわけです。
阪急の宝塚に近鉄のアデランテ?
関西人の私としては、「阪急」の宝塚歌劇団が「近鉄」のパルケエスパーニャのメインパレードの曲を使うという事が、直感的に理解不能なわけです。パルケエスパーニャで「すみれの花咲く時」がかかるくらいには理解不能。
でも、考えてみれば、既にショービジネスを維持している鉄道系が貴重になった今、宝塚からパルケエスパーニャへのエールなのかもしれません。
鉄道系資本が入っているテーマパークや劇団系の中でもショーを維持しているのは京成系の資本が2割ほどある東京ディズニーランドのオリエンタルランドとJRが劇場を支援している劇団四季を除けば、宝塚歌劇団と志摩スペイン村位だと思います。ほかにあったらごめんなさい。
1990年後半からのレジャーの多様化もあり、関西の鉄道会社はレジャー関係を整理しました。阪急は宝塚ファミリーランドを閉園し宝塚歌劇団を存続、近鉄はOSK(日本歌劇団)への支援打ち切りを行い志摩スペイン村を存続させました。阪神は阪神タイガース、京阪はひらかたパークを存続させて他は整理しています。
パルケエスパーニャのガチ品質
2023年2月のコラボイベントで志摩スペイン村パルケエスパーニャの来園者が増えたのはうれしいことです。
ただ、私も含めてパルケエスパーニャに行ったことのある人なら
「さもありなん」
だと思うのですよ。
食事の品質と、近鉄の「まわりゃんせ」とはじめとするのコスパの高さが「ほんとに頭おかしいレベル」な事は誰もが納得するところで、何かできっかけでお客が増えても全く不思議には思いません。
そういえば宝塚歌劇だって「ベルサイユのばら」以前は存続が危ぶまれていたわけですが、ベルサイユのばらを「てへへ」のレベルではなくガチの品質で上演したからファンが増えたと思うのです。
今回のパルケエスパーニャのコラボも近鉄の車内放送まで変更するというガチのコラボにしたから、ファンの方も納得のコラボになって皆さん満足されていると思います。
私もパルケエスパーニャを再訪したくなってきました。
投稿者プロフィール
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模型工房M代表。
模型好き。カメラ好き。宝塚歌劇好き。
各模型雑誌で掲載多数。
艦船模型、飛行機模型、AFV模型などプラモデル全般の制作代行も承っております。製作代行のご案内ページは現在製作中です(2024年4月1日)
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