フィルムカメラ再始動3~現像とプリント

フィルムカメラで撮影したフィルムを現像しプリントしました。
フィルムカメラを楽しむ上でハードルの一つが現像とプリントです。
デジタルカメラでは画像処理を「現像」と呼びますが、フィルムの場合は撮影後のフィルムから画像を浮かび上がらせることを指します。そういえばデジタルでも20年位前は「現像」と言えばRAW現像を指していたのですが、lightroomに現像モジュールがあるからなのか、レタッチも現像と呼ぶようになった気がします。
さて、モノクロフィルムの場合まずそもそも現像とプリントをやってくれるショップがなかなかありません。それに結構なお値段がします。私の場合は友人が現像とプリントを実費でやってあげるよ!と言ってくれたので、その友人にお願いしました。その代わりその友人のRAW現像とかを引き受けるという条件です。
楽天にも現像を引き受けてくれるショップがあります。

これが現像されたフィルム。ネガですから明暗反転しています。これをプリント指定してプリントしてもらいます。
フィルムスキャナーを介さずアナログでのプリント
フィルムのプリントは、お店の場合はほぼ高性能フィルムスキャナー(三桁万円位)を使う方法になっています。つまり一旦デジタルを挟むことになります。しかし、今回は昔ながらの拡大機を使用してフルアナログでプリントしてもらいました。自分でプリントまでできるのはモノクロフィルムの良いところですね。

粒子感とかレトロ感とかいう事ももちろんありますが、一番の良さは黒は黒として表現されている事です。この画像を通常のデジタルカメラで出すのはフィルムを変わらない手間がかかります。
デジタルカメラの場合、ライカモノクロームなどを除けばRGBにモノクロフィルターをかけるか彩度をゼロにする方法で疑似モノクロを再現していますから、未調整だとどうしても黒を黒とは表示されにくいんですね。
次回はこのモノクロフィルムをデジタル化してみます。今回のフルアナログのプリントをベンチマークにしてデジタル化を行ってみましょう。
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