父親が亡くなった後の手続き3~相続協議と各種保険、公共料金手続き

父親が亡くなった後の手続き2~役所と年金事務所

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年金の手続きが完了したら、法定相続人で協議を行い、相続を決めます。私の場合は法定相続人が少ないので、比較的簡単に決まりました。

土地建物を私名義へ変更

実家の公共料金を私の名義と支払いへ変更

預貯金・株式などは各銀行・証券会社ごとに相続人に振り分け。

となりました。

保険の手続き

まず最初に行ったのが、医療保険のみの生命保険と実家の火災保険の変更、更に母親の個人賠償責任保険とケガの保険です。

実家の火災保険と個人賠償責任保険は故人が生前務めていた会社の退職者団体保険?だったので、変更が必要になりました。

私の個人年金保険と私の自宅にかけている火災保険、個人賠償責任保険の会社窓口が、父親の医療保険の保険会社と同じだったので、私の担当の方に連絡して父親分の医療保険請求書、実家の火災保険、母親の個人賠償責任保険の見積もり手続きを一括で行いました。一つの窓口ですべて手続きを完了できた事は大幅な労力の提言となりました。

新しい保険の発効日時が決まったら、団体保険の窓口に電話して解約の手続きを取ります

公共料金の手続き

実家の電気・ガス・水道、NTT、NHK、新聞を私の名義に変更しました

既に母親の携帯電話、実家のネット回線は私の名義に変更済みでした。

水道・ガス

大津市はガスと水道が一体で請求書が来ているので、大津市企業局に連絡します。ご利用番号だったか、顧客番号を伝える事でスムーズに変更手続きができます。

大津市企業局側から案内があると思いますが、料金を銀行の引き落とし(口座振替)にする場合、書類を郵送してもらって、その書類に必要事項記入し金融機関窓口で提出する事で銀行引き落としが可能になります。

電気

実家は関西電力だったので、関西電力に電話します。お客様番号?がわからなかったのですが、特に問題なく手続きができました。お客様番号を口頭で伝えられるので、その番号を入力する事で支払い方法を変更できます。はぴe見る電のサービスも同時に変更すれば電気料金をネットで見る事ができます。

NTT

固定電話は加入権を変更しますが、今回は「承継」という手続きとなりました。ネット上で死亡診断書&死亡届をスキャンしたもの、私の身分証明書を送ることで手続きが完了し、後日変更手続き完了の書類が送られてきます

NHK

NHKはネット上でダウンロード&プリントした用紙を郵送する事で手続きが完了します。割引などがかかるかどうかの確認が後日あった程度で特に問題なく手続きが完了しました。

新聞

新聞社ではなく新聞販売店に電話して引き落とし方法を変更します。特に名義という考えはないようで、引き落とし口座又は引き落としクレジットカード名義人が、そのまま名義人という考えのようです。

これで公共料金関係の名義の変更が終了となります。

権利書関係を探しておく&司法書士などの検討を行う

後の相続手続きに備え、権利書や通帳関係を探しておきます。

更に相続の内容によって必要な書士などを調べておきます

ざっくりいうと

相続内容に紛争があるなら弁護士

無いなら

土地・家屋の相続があるなら司法書士、ないなら行政書士又は自力で

これとは別に相続税が発生するとき。相続税の基礎控除(3,000万円+(600万円×法定相続人数))を超えた相続の場合は公認会計士も追加となります。

司法書士から見積もりを取る

私の場合は土地建物の相続があるので、司法書士に依頼する事に決めました。

司法書士は特に料金も決まっていないので、複数見積もりを取ることをお勧めします。私も2つ見積もりを出しました。

今回は中学の後輩にあたる人が司法書士をしていたので、何かの縁だと思い後輩に頼みました。

戸籍の広域交付可能で労力はかなり低下

私も父も本籍地・住所共に大津市ですが、本籍を変更しており以前は高島市に本籍がありました。

数年前に相続放棄の手続きを行った時は高島市でしか出せない戸籍の書類が必要とされたのですが、令和6年(2024年)3月1日より、全国で戸籍が取れるようになりました。

とはいえ、父親の原戸籍はかなりの分量で、まあまあの手数料が必要でしたが(笑)

なお、司法書士や行政書士も職権で戸籍を請求する事ができますので、役所に行く時間のない方は司法書士や行政書士に依頼しても良いでしょう

相続の必要書類

司法書士が教えてくれると思いますが、概ねこんな感じ

1 土地・建物の権利書(登記書類)←紛失したら紛失したで問題ない

2 故人の出生からの戸籍謄本(除票が含まれるもの)←役所窓口で出生からの戸籍と伝えれば適切な戸籍を出してくれます

3 被相続人(私と母)の住民票

4 故人の住民票の除票(戸籍の附表でもOK、別世帯の住民票を出すためには委任状が必要ですが、戸籍の附表は戸籍に自分が乗っていれば(例えば子供なら)出せます。

5 被相続人の戸籍

6 印鑑証明書

7 土地建物固定資産税通知書又は固定資産評価証明書の最新版 最新版紛失の時は相続人ならば請求ができます

8 銀行や証券会社の口座番号が確認できる通帳など

この書類を準備したうえで司法書士に正式依頼、遺産相続分割協議書と委任状(各種銀行と証券会社への提出用)を作成してもらい、内容に問題なければ実印を押して司法書士に提出します。

手続きは1か月から数か月程度

書類の不備や銀行側の状況にもよりますが、通常土地建物が3週間程度、銀行は1行につき2週間から1か月程度の時間がかかるそうです。私は現在進行中なので、正確な終了日時はわかりません。

銀行口座の凍結は?

こちらから銀行に出向いて亡くなったことを伝えない限り凍結されません。例外としては新聞のお悔やみ欄にのったとかですかね。

なので、凍結前に公共料金の引き落とし先を変更しておくのが良いでしょう。

投稿者プロフィール

maido
maido
模型工房M代表。
模型好き。カメラ好き。宝塚歌劇好き。
各模型雑誌で掲載多数。
艦船模型、飛行機模型、AFV模型などプラモデル全般の制作代行も承っております。製作代行のご案内ページは現在製作中です(2024年4月1日)

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